tetsuyaota.net

the article is randomly updated

Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

菊地成孔&南博「花と水」ツアー

 昨日はルネスホールに、菊地成孔&南博の「花と水」ツアーライブを聴きに。他会場はというと、東京と福岡がビルボードライブで、大阪がフェニックスホールだから、岡山に立ち寄ってくれたのはサウダージのMさんがだいぶん頑張ったからだと思う。

 ルネスホールの音響って結構難しいんだけど、僕がこれまで聞いた限りでは一番いい音がしてた。それから照明も素晴らしかったし、ホールの良さを生かしたすごくいい雰囲気。
 ピアノとサックスのデュオでどれくらいのことができるんだろう?って思ってたけど、こういう素晴らしいミュージシャンが出会うと、演奏者の人数なんて関係ない。菊地さんは全体の7〜8割ソプラノサックスを吹いてて、曲のテーマ、即興演奏、どちらをとっても魅了されるサウンド。南さんは、ジャズというスタイルにこだわらずピアノという楽器をきちんと鳴らしてて、スタインウェイのきらびやかな響きを堪能できた。
 二人の即興演奏による掛け合いもよかったんだけど、印象に残ったのは、Miles Davisの名盤「Kind of Blue」に収められている「Blue in Green」。菊地さんは、名目上はマイルスのものだけど、本当はビル・エヴァンスの曲だってMCしてた。原曲を意識しつつ現代的なアレンジで、デュオでも十分。色々な意味で、刺激的なライブでした〜