六本木にあるライブレストラン、STB139(スイートベイジル)へ行ってきた。お目当ては、ジャズ界のディーバ、ケイコ・リー。
名曲「Feel like makin' love」から始まるステージ。バックもフュージョン系のメンバーを揃え,彼女独特のハスキーボイスを際立たせる。
ケイコ・リーは、一度も曲紹介のMCをすることなく、最後まで一気呵成に彼女の歌を聴かせる。思わず聴き惚れてしまうほど。
メインはもちろん、ケイコ・リーのボーカルなんだけど、個人的にはどうしてもピアノ/キーボード:野力奏一のプレイに目が行く。シンセサイザーやエレピなどの電気楽器を縦横無尽に使いこなし、一人ですべてのハーモニーをつくりあげている。キーボードを操るものからすると、まさに理想の姿。
以前、ニューヨークのアポロシアターで見た黒人キーボーディストが、同じようなプレイをしていた。ジャズよりも若干R&Bよりのアレンジではあったけど、日本人の演奏する洋楽(もう死語かな?)が、ここまで来たんだと思うと、胸にこみ上げてくるものが。やりたい音楽をやり続けていくことが、やっぱり大事なんだよね。