だいたいの傾向として、週末の夕方になるとマイナー調の音楽を聴きたくなる。メンタル的に疲れてくるからなのか、思いっきり物悲しいメロディーに身を任せたくなる。
クラシックで選ぶとすると、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番なんだけど、今日の気分としては、アストール・ピアソラ。タンゴをベースにしながら、ジャズや現代音楽的なフィーリングもミックスした独自の音楽を創り上げた。
バンドネオンの響きは、アコーディオンとも一味違って、それだけで哀愁を誘う。タンゴ独特の2拍子の上で、すすり泣くようなバイオリンとともに織りなすアンサンブル。目を閉じてピアソラを聴きながら、じっくりと耽美の世界に浸るとしよう。
