昨日で0系新幹線が引退した。最終列車は岡山から博多までで、多くの乗客で賑わったようだ。山陽新幹線が新大阪から岡山まで開通したのは1972年だから、大阪万博の2年後。特に用事があるわけでもないのに、親に連れられて姫路まで新幹線に乗って往復した覚えがある。200km走行する速度は勿論だけど、乗車するだけでわくわくするような、文字通り「夢の超特急」だった。
その後、300系新幹線で「のぞみ」ができたために、「ひかり」号の影は薄くなってしまったが、やはり「超特急」と言えば、「ひかり」号しかない。それも、愛らしい鼻の0系だけが、僕らの夢を運んでくれたんだと思う。