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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

はるかなり津山 vol.3

 今週はずっと忙しくて,なかなか続きが書けませんでした(スンマセン).もう,1週間前のことなんですよねー.何か,遠い昔のことみたいですけど...では,津山編最終回です!

 雇用労働センターに午後1時59分に滑り込み,「よかったぁ!何とか間に合ったぞ!」と思い,急いで講演会場を探しました.通常,一階のところに会場案内とか出てますよね.でも,どこにも今日の講演会の案内がなかったんですよ.
 まあ,小規模の会なんだろねー,僕なんかが呼ばれてるわけだしーとか思いながら,館内をあちこち探し回ってみたのですが,どこにもそれらしきところがないのです.もう時間も過ぎてるから,案内の人もいないのかな?受付のおじさんに尋ねてみようと思い,
 「あのー,どこで津山医師会の講演会やってるんですかぁ?」と聞きました.
 すると...
 「ああ,あの会ね.8月1日にうちを予約されたけど,8月30日にキャンセルになったんよ」
 「???キャンセル???会が中止になったんですかぁ!」
 「いや,うちの場所がキャンセルになったいぅことじゃけぇ,どっか他でやっとるかもしれんよ」
 「どっか他でって?」
 「まあ,わしゃぁ,知らんけどなぁ」
 
 僕は愕然としました.ここまで来て講演会が中止?いやいや,そんなことはあり得ない.医師会の事務の人にわざわざ履歴書も送ったもんなあ..ということは,やはり場所が替わっているにちがいない!
 そう考えた僕は,急いで104で問い合わせて津山医師会に電話しました.すると,すぐに事務のMさんが電話に出られたんですね.
 「今,どちらにおられるんですかっ!!」
 「雇用労働センターに来てるんですが,誰もいないんです」
 「場所が替わったんですよ!う〜〜ん,連絡してなかったですかねぇ」
 「とりあえずどこに行けばいいんですか!!」
 「医師会の会館なんですが,これがわかりにくいんですよ〜〜.どう言えばいいかなぁ〜〜」
 
 とMさんもだいぶん焦っておられるようでした.おそらく,事務室のコードレスホンを使って電話しておられるようだったのですが,あわてて建物から外に出たらしく,「ぶ〜〜〜ん」というノイズが入って声が途切れ途切れになるんですよ.
 
 「そ・・の・・・,し・・・・んご・・・うを・・に・・まが・・・て」
 なんか月面基地と交信しているような感じで,Mさん,ちゃんと事務室に帰って電話してくれた方がわかるんだけど...と思いながら,何とか宇宙人同士の会話を解読しつつ,ようやく目的地にたどりつくことができました...
 
 会場には津山の愛育医員のおばさまたちが約200人ほど来ておられて,急いでコンピューターの準備をして僕は講演を始めさせてもらいました(前の演者が長引いたため,5分程度の遅れで済んだ).もちろんまず遅れたお詫びをしましたよ.
 「あのー,津山には来ておったんですが,会場を間違えまして...」
 この一言で会場は大爆笑!!今回の講演会は「がん」に対する大真面目なものだったのですが,客席のハートをがちっとつかむことができました(笑).
 1時間程度の講演は無事終了して反響もまずまずでしたね.しかし,ここまで来るのに,あまりにも色々なことがあり過ぎました...医師会の先生がたと話をして終わった頃には,もう午後4時を過ぎておりました.
 そう言えばなーんにも食べてなかったなあ.急に空腹を感じた僕は津山駅に立ち寄り,「ごんご武蔵」という,細麺が自慢と書いてあったうどん屋さんに入りました.

 そこには若い男性が二人,それぞれ月見うどんと牛丼を注文して食べてました.
 
 僕は,きつねうどんを注文したのですが...
 
 そこで一句.
 「はるかなる 作州うどんを 食すれば もそっと出汁が 濃ければとぞ思う」
 字余り,失礼つかまつった!(ようやく終わり)