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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

ストリートdeナイト

 通天閣OJFスペシャルのリハーサルを終え,後は開演を待つばかりになったのですが,自分としてはいまいちピアノを弾く指が動かないなあ・・と思って,ちょうどルネスホールで行われていたルネス3days企画二日目の「ストリートdeナイト」へ行ってみました.これは,OJF実行委員でもありサックス奏者の赤田さんが中心となっている企画で,いつもは野外のストリートでやっているセッションを,屋根付き・冷房付き(笑)のルネスホールでやってみようというものです.ストリートっていわゆる道ばたですから,勿論直射日光は浴びるし,暑いし演奏する方は大変なんですよね(それが醍醐味でもあるわけなんですが).今回のルネスホール内は冷房も効いてて過ごしやすかったですよ.
 
 中銀前ステージの時間と重なっているのでどんなかなあ?と思いながらホール内をのぞいてみると,すでにお客さんも入っていてセッションは始まっていました.ストリート的に限りなく簡単なセットで,飛び入りOKのセッション大会です.何となく,誰かがきっかけを作って演奏を始めて,徐々に皆で合奏していく,何が出てくるかわからないおもしろさがあります.
 
 リハーサルで弾き足らなかった僕は,「ちょっと飛び入りしてもいいですか?」とお断りして,このセッションに参加してみました.一曲目は「Amazing Grace」で,メインボーカルの後は各自ソロを廻していきます.初めて演奏するメンバーだったけど,何となく息づかいがわかってすぐになじんできました.
 1曲終わって,「こんなのどうですか?」と,キーボードでシンセベースの音を出して,keyはE一発でファンク調のベースラインを弾いてみました.隣のスネアドラム担当君がすぐにリズムを合わしてきて,ギター君がコードカッティングをしてくれます.すかさず赤田さんがサックスソロを吹いて,この即席リズム隊にかぶってきてくれました.けっしていい音響設備もなく,ドラムセットもないのに,なんか不思議とノリのあるリズムができて,お客さんから自然に手拍子が沸き起こってきました.小さな子供さんも来てたのですが,リズムに合わせて踊ってくれています.セッションの音を聞きつけたのか,徐々にお客さんが増えてきて,いい雰囲気になってきました.
 ちょっと指慣らしにと思って飛び入り参加したのですが,思った以上に演奏するのが楽しいんですよ!調子にのって,僕も結構ソロを弾いちゃいました(笑).元々,OJFを始めたのは,岡山の街中でやり逃げストリートライブをしたいなあって思ったからなんですよね.だから,何か自分の原点に帰ったみたいで嬉しかったです.
 それに,こういう何でもありセッションのいいところって,音楽を通じて誰とでも仲良くなれるってことなんですよね.僕はこう見えて結構人見知りするタイプなので,初対面の人には評判悪いんですよ(笑).クールと言えば聞こえはいいんですが,ただ冷たい恐そうな人に見えるそうです(涙).ブログの文章は長いくせして,喋るのは短いんですよ(だめだなあ・・).だけど,こんな僕ですが音楽を通すとちゃんとコミュニケーションできるんです!アイコンタクトで,「おお,こう来たか!」と思ってすぐにリズムパターンを変えたり,「お,いいフレーズだな.よっしゃ!これはどうだ?」みたいな感じで演奏したりして,一つの曲が創りあげられていく,そういうのってやっぱり楽しいなあと改めて思いました.
 僕にとってジャズというのは,一つの音楽スタイルではなく,即興演奏を主体とした音楽という意味合いが強いので,また是非こういうストリートセッションに参加してみたいなあと思いました.来月の2nd. stageでは,9月16日(日)にコラボレーション・オン・ザ・ストリートvol.6と称するストリートライブがオランダ通りで行われます.(参加ミュージシャンのBBSもありますから,覗いてみてください)毎月第3日曜に開催されているオランダ通り祭りとも共催しているので,是非来てみてくださいね.その際,我こそはと思う方は飛び入り大歓迎ですからね!
 では,中銀前ライブ本番に関しては,また次のブログで〜!