今日は仕事の関係で山形へ来ております.昼過ぎに新幹線のぞみに飛び乗り,その後東京で山形新幹線に乗り換えて,ここ「かみのやま温泉駅」に下車しました.明日から米沢で仕事なのですが,前泊しないとたどりつけないのです.
東京までは見慣れた風景が続くのですが,東京駅で東北新幹線のホームに乗り換えてから,雰囲気がかなり変わります.今回はD席だったので,とにかくぼくの席には西日が差していました(ずっと北向きだったから).大宮まではまだ関東の名残を残していますが,会津磐梯山が見えてくるとだんだんと東北地方に近づいて来てるなあという感じがします.
福島で東北新幹線と山形新幹線が分岐してからは,車窓から雪景色が広がります.3月中旬なのに,真冬に逆戻りしたかのようです.6時間半かけてたどりつき駅に降り立つと,肌を刺すような冷気に身震いし,粉雪が舞う中を歩いて今宵の宿舎である温泉旅館にたどりつきました.もう7時を過ぎていましたが,雪の積もった上山城を散策し,その後は温泉に入って夕食を食べました.まるで食いしん坊万歳の収録のように,定番の山形牛ステーキなど一人で沢山の料理をたいらげたわけなんですが,僕の心に一番響いたのはこれです.
これは最後に持ってきてくれた吸い物なんですが,出汁が本当においしかったので,思わずパチリと撮ってしまいました!
川端康成の小説「雪国」の冒頭,「国境の長いトンネルを抜けるとそこは雪国だった」,まさにそんな雰囲気の一日でした...