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tetsuyaota.net

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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

桃源郷 祖谷の山里

 外湯で祖谷温泉を堪能した後、まずはお約束のかずら橋へ。
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 一応歩いて渡ってみたけど、谷底が丸見えで結構怖かった〜(笑)。でも、目的地はここではないので、そそくさと立ち去り、再びワインディング・ロードを進む。この道、国道439号線っていうんだけど、マニアの間では「ヨサク」と呼ばれているらしい。四国の中では最も長く、最も過酷な道である「ヨサク」を走破することに歓びを感じる人が結構いるそうな(笑)。本当に国道なの?っていうほど狭く曲がりくねった道で、「酷道」と呼ばれるのも納得。そして、何とか辿り着いたのがコチラ。
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 東祖谷落合にあった昔の小学校を再利用している、「桃源郷祖谷の山里」受付事務所。東洋文化研究家のアレックス・カーが日本の原風景とも言える祖谷の風景に惚れ込み、茅葺屋根の古民家を利用したステイ事業を始め、実際に宿泊できる施設にリフォームしたのが「桃源郷祖谷の山里」。今回、ここが僕のお目当てだったのでした(^^)。受付を済ませた後、係の人に案内されて山道をどんどん登っていくと、こんな風景が目の前に広がる。
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 なんかね、本当に雲の上から下界を見下ろすような感じで、まさに桃源郷!ちなみに、反対側の山には展望台があって、そちらから眺めたら・・・
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 国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている落合集落の全貌が見渡せる。ここは平家の落人伝説が残っており、高低差390mの急傾斜地に石垣を積んでわずかな平地を造成し、家や畑を作っている山村集落。山の斜面は南側に面しており、渓谷ではあるものの日当たりはよく、畑作にも適しているよう。この美しい風景に出会いたかったのと、古民家にステイしたい!と思って、はるばるやって来たわけ。
 「祖谷の山里」には、「浮生(ふしょう)」「晴耕(せいこう)」「雨読(うどく)」「雲外(うんがい)」「蒼天(そうてん)」「悠居(ゆうきょ)」「談山(たんざん)」「天一方(てんいっぽう)」という8棟の茅葺き古民家があって、それぞれ広さや趣向が異なっている。で、僕がチョイスしたのは・・・
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 「天一方」(^^)。そもそも「祖谷の山里」を知ったのは、とある雑誌の小さな掲載記事から。山の斜面にへばりつくように建つ古民家と渓谷の雄大な景色をとらえた写真を見たときに、ココへ行きたい!って思った。実際に来てみると、その写真と全く同じ風景が眼前に拡がっていて感動。
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 庭先から見たらこんな感じ。重厚な茅葺屋根の古民家。そして、入り口からすぐ右手には中の間(9畳)がある。
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アンティークの和箪笥に窓側を向いたチェアーが2脚。ここに座って、ぼんやりと外の風景を眺めるのもよさそう。その奥側に・・
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 15畳のリビング。他の7棟はどちらかというと和っぽい感じなんだけど、「天一方」は、和の中に洋風なテイストが混在したレイアウト。茅葺き古民家で掛け軸もかかっているのに、モダンなコーナーソファがあり、天井からはダウンライトが吊り下がっている。
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 各部屋には、ぱっと見にはわからないようにエアコンが仕込んであり、全てリモコンで操作。おまけに冬場のために床暖房まで完備されている。トイレは2箇所、オートで便座が開くシャワー・トイレタイプ。洗面所のついた浴室もホテル並の設備。つまり、外見は日本の伝統がしっかり残っている古民家なんだけど、こんな山里でありながら内部は徹底的に現代的な快適さを追求している。こういうコンセプトは個人的に大好きだし、すごくしっくりくる。
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 日が暮れてくると、間接照明の中で祖谷の風景が浮かび上がり何とも言えずいい雰囲気。テレビもあるけど、敢えて付けず、Bruetooth対応の備え付けスピーカーに僕のiPadを無線で繋ぎ、ビールを飲みながら大音量で手持ちの音楽を聴けるという至福の時間(^^)。
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 夕食は、事前に注文していたケータリングで。祖谷地方の郷土料理も美味。自分で食材を持ち込めば、キッチンもあるので自炊も可能。僕も、翌朝の食事は大歩危で買い込んできた食材で作ったしね。
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 布団を敷いた後はスコンと寝てしまい、翌朝早くに目が覚めた。ダイニングキッチンからは朝日が差し込み、
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外のテラス席で、清々しい空気を吸い込む。少々寝ぼけてたけど、簡単な朝食を作成。
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 ご飯に味噌汁、焼き海苔に付け合せ。箸やお椀も常備してあり、たいした食材でなくとも、きちんと食器に盛り付けると何か美味しそうに思える(笑)。もう少しゆっくりしたいなあと思いつつ、その後の予定も詰まっていたので名残惜しくも出立の準備をする。
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 帰りがけに「天一方」から少し離れたところから撮ったもの。実際にここで暮らしている住居がいくつか手前に見え、「天一方」は写真右上にチョコンと見える。この桃源郷への再訪を願いつつ、祖谷落合の山里を後にした。