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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

病は気から 気は病から  

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 ライブが先月末だったから、自分の中ではあっという間に7月になった感じ。それまでの過密スケジュールが祟ったのか、6月下旬は風邪で体調を崩し、毎日解熱剤のお世話になってた。で、7月に入るとともに、体調が徐々に回復。すると、現金なもので(笑)だんだんと心身ともに元気になってきた。
 で、思い出したのが5月に聴いたメンタルヘルスに関する講演。福岡県立大学人間社会学部教授:上野行良先生による「ストレスとつきあう 人とつきあう」というもの。かいつまんで言うと、ストレス(身体や心につらいこと)があると、身体がダメージを受ける→すると、身体は自らを守ろうとして、休もう、籠ろうとする→メンタル的にはイライラ、抑うつ傾向となり、他者とのコミュニケーションがとれなくなって、よけいにストレスが増す・・という悪循環に。上野先生曰く、これを打破するには、身体をケアすることが大事!と。一般的にメンタルの調子が悪いときには、メンタル面で何とかしようと考えがち。しかし、実際にはストレスのため身体が不調に陥っていることが多いから、ゆっくり休んで体調を回復させることで随分気分が変わってくるそうな。
 この講演を聴いたときには、僕自身は元気ハツラツオロナミンC!的な時期だったので(笑)、へ〜そーなんだ〜くらいにしか思ってなかった。だけど、実際に体調不良になってからは、日々押し寄せるストレスやプレッシャーに対して、泣き面に蜂状態。普段なら全然耐えられることや、スルーできることでも妙にイライラしたり、感情的になったり。で、こういう調子の悪いときに限ってネガティブなことが連続して起こる(っていうか、そんなふうに感じただけかも)。
 ライブは何とかこなしたし、お客さんからは「ふなっしー的にトークがキレてたね!」とのありがたい評価もいただいたんだけど(笑)、それは怪我の功名みたいなもので。調子が悪い中、何とかしないと!っていう断末魔のあがきが、キレのあるトークにつながったみたい。ともあれ、振り返ってみるとまさに「病は気から 気は病から」だなあと。まあ、どっちにしても「病気」になると、メンタル的にもフィジカル的にも辛いから、常日頃から気をつけてないといけないなと反省しきり。
 それと、上野先生がもう一つ強調してたのは、「ぐるぐる思考をやめよう」ってこと。いくら身体をケアしてもネガティブな考えがぐるぐるまわってしまってはどうにもならない。それと、「自分を評価するのをやめよう」と。最近の世の中って何でもかんでも評価の対象になっちゃうけど、「あらゆる評価は誰かの要求であり、あらゆる自己評価は自分の欲望からくる」そうです。なかなか深い言葉だよね〜 
 写真は6月上旬にたまたま撮影したもの。左側の雲がまるで囓られているかのように見えたのでパチリ。こうやって見返してみると、僕らの生活って晴れ間と雲間の境目をただ行ったり来たりしているだけなんだよね。ま、そんなものか・・と思いつつやっていくかー(笑)。