読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

tetsuyaota.net

the article is randomly updated

Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

高野山奥之院

 高野山駅からバスに乗って、まずは総本山の金剛峯寺へお参り。その後、歩いて壇上伽藍へ。
f:id:tetsuyaota:20140614135122j:plain
 高野山に沢山のお寺が散在しており、その全体が聖地と言える。根本大塔や金堂のある壇上伽藍や金剛峯寺には、巨大な木造建築が立ち並んでおり圧倒される。新緑の中に建物の朱色が映えていて美しい。さすがに総本山とは思うけど、これだけで高野山に来た!という感慨には浸りきれない。で、再びバスに乗って、高野山のハイライトとも言うべき奥の院へ。
f:id:tetsuyaota:20140614135958j:plain
 ここ「一の橋」から弘法大師御廟まで約2kmの参道を歩いていく。よくある寺社の参道みたいに土産物屋や屋台などは全くなく、ただひたすらに山道が続いており、その両側には幾多のお墓が。
f:id:tetsuyaota:20140614144552j:plain
 織田信長伊達政宗などの有名な武将のお墓もあるけど、それ以外に一般人も含めた数限りないお墓や石塔が見渡すかぎり連なっている。その中にいると、今自分が立っているのはこの世なのか、あるいはあの世への入り口なのかわからなくなるような錯覚にとらわれる。
f:id:tetsuyaota:20140614144600j:plain
 何て言ったらいいのかな、巨大な墓地だから?いや、そういう世俗的なものではなく、高野山開創1200年来、冥土へと旅立った死者の魂を鎮める聖地・霊場だからこそ感じられるもの。
 そして、2kmを歩ききったところで視界が開け、水向地蔵が現れる。静まり返った山中にせせらぎの音だけが響いている。ここに来て他の参拝客にも会い、現世に戻ったかのような幾分ほっとした気持ちになる。
f:id:tetsuyaota:20140614142303j:plain
 その左隣には御廟橋が。
f:id:tetsuyaota:20140614142418j:plain
 ここから先の写真撮影は禁じられている。何故かというと、御廟橋を渡ったところは、聖地の中の聖地。御廟の奥は今でも弘法大師が生きて瞑想を続けていると信じられているところだから。神妙な面持ちで御廟の中へ入ってみると、また一種独特の感慨に襲われた。思わず手を合わせて祈りたくなるような、だけど圧迫感などはなく、まるで胎内にいるかのような安堵感。これまで味わったことのない感覚だ。
 ああ、自分は今、高野山にいるんだなという実感が否応なしに湧いてくる。観光バスの駐車場がある「中の橋」からショートカットして御廟へ行くのではなく、是非奥の院入り口の「一の橋」から歩くのをお勧めします。