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tetsuyaota.net

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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

およべ@中区祇園

 久々の休日。今日のお昼、無性にうどんが食べたくなった。でも、いくら旨くてもセルフうどんは気分じゃない。となると、選択肢は限られてくる。ふと、思いついたのが、うどんの「およべ」。ブラザースのお店は大繁盛しているけど、創業者のご夫妻が自宅を改装してやってるお店、祇園店へ。
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 住宅街の中にポツンとあるんだけど、不思議とすぐに探し当てた。青空の中にはためく暖簾が期待感を煽る。お昼しか営業してないので閉店間際だったけど、カウンター席が空いてて入り口付近に陣取る。そこへ、何故か隣席から声がかかった。「テッチ?」
 僕に対してこの呼び方をするのは中学校の友達まで。え?と思って隣をみると、何と小学校時代の旧友「タノ」がいた。「今日、お休み?」「ああ、一応ね」「ここ、よく来るの?」「いや、初めて。何かうどんが食べたくなってね・・」と、月並みな挨拶を交わす。
 一人で過ごすことが多かった僕にとって、「タノ」は数少ない遊び友達だった。いつも笑顔を絶やさない、安心できる存在。だから、一見話しかけにくそうな僕に、昔と同じように向こうからわざわざ声をかけてくれたのだろう。ただ、この歳になって、うどん屋で隣り合わせになっているのはいささか気恥ずかしかった。「タノ」は天ぷらうどん、僕はしっぽくうどん。二人とも黙々と食べ進める。
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 「およべ」のお父さんが作るうどんは、一切の手加減がなく美味しかった。表町にお店があった頃と同じく変わらぬ味。こういう場で旧友に巡り会えたのは、何かの縁かもしれない。でも、思ってる事の半分も言えず、周りに気遣ってもらうばかりの僕は全然進歩がない。「タノ、相変わらずでゴメン」と思いつつ、「じゃあね」と言って店を出た。扉を開けると、目に刺さるほど明るい春の日差しが降り注いでいた。