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エル・グレコ展&ラファエロ展@上野  

 東京での課外活動レポ。ちょうど、リニューアルした東京都美術館で「エル・グレコ展」が開催されてた。エル・グレコと言えば、岡山県民にとって倉敷大原美術館収蔵「受胎告知」で馴染み深い。

 でも、この名画が日本に、それも倉敷にあるのもかなり貴重らしく、本来ならば実物を鑑賞するのは難しい。なので、今回ほどの大掛かりなエル・グレコ展は見逃せないと思ったわけ。

 エル・グレコの生きた時代は、日本で言えば戦国時代〜関が原の合戦くらい。この時期に、これだけのクオリティで肖像画や宗教画を描いたのは素晴らしい。特に晩年に制作された作品群では、現実のものではない観念の世界を絵画として再構成しており、これが400年以上も前に描かれたものとは到底思えない。
 以前、スペインを旅した時、スケジュールの都合もあって、エル・グレコの暮らした古都トレドに残念ながら立ち寄ることができなかった。これらの宗教画を是非現地の聖堂で見てみたいと思った。
 東京都美術館を後にして上野駅に向かってると、国立西洋美術館で何と「ラファエロ展」が開かれていた。時間もなかったし、どうしようか・・と思ったんだけど、こちらも捨てがたく入館。エル・グレコよりは80年くらい前の世代で、誰もが知っているルネサンス期の巨匠。

 代表的な作品は「大公の聖母」(写真上)。この絵を巡っては、色々なミステリーもあるよう。他にも祭壇画が多いため、こちらも現地ローマで見てみたい!