昨年、中井貴一と小泉今日子が主演したテレビドラマ「最後から二番目の恋」（今年11月2日にスペシャル版が放映予定）を見て、鎌倉に行ってみたいなあって思ってた。鎌倉や箱根・伊豆ってところは、関東の人にとっては日帰りあるいは一泊で行ける手軽なリゾート地区なんだろうけど、西日本に住んでるとなかなか訪れ難い場所。しかし、スマホの乗り換え案内アプリを操作してみると、横浜から鎌倉まではJRの在来線で24分しかかからないことが判明！ならば、いっちょ足を延ばしてみようかと思い、湘南新宿ラインに乗り込んだ。
車内でうつらうつらしているうちに鎌倉へ到着。駅前は観光客でごった返しており、その流れに沿って歩いていくと自動的に鶴岡八幡宮へ到着。門前通りは浅草みたいな感じで、そぞろ歩きにはいい。
源頼朝が鎌倉幕府を開いた時期に建立した鶴岡八幡宮は、境内も広々していて立派なもの。石段を昇って本宮に到着し、諸々の安寧を祈願。僕が気に入ったのは、源平池の中にある旗上弁財天社。源氏を思わせる白い幟が沢山立っていた。
鎌倉駅前まで戻ると、ちょうどレトロバス「京急りんどう号」が停車しており、グッドタイミングとばかりに乗り込んだ。行き先は高徳院、鎌倉大仏があるところ。
境内に入ると、どーんと大仏様が目に飛び込んでくる。奈良東大寺の大仏様が高さ18mのところ、こちらは13m。若干小振りではあるものの、周りに遮るものがないため全体像がよく見える。顔立ちは柔和で何か思案しながら微笑んでいるようにも見える。
で、後ろに廻ってみると大仏様の背後に窓が！これは超合金ガンダムみたいなものか？と思いつつ、傍へ近づいてみると大仏様の胎内（体内ではない）に入れるようになっていた。
中へ入ると、分厚い銅板がいくつも繋ぎ合わされて大仏様ができあがっているのがわかる。昔の人はスゴいね〜と感心。
高徳院を出てぷらぷら歩いていると、長谷寺を発見。じゃ、こっちも見ていこうっと。
境内は落ち着いた雰囲気。京都の雅やかなお寺とは違って、武家が好んだであろう質実剛健な感じ。
本殿にある十一面観音像は一見の価値あり。外に出ると、鎌倉の街を一望のもとに見渡せる。左向こうに見えるのは三浦半島。
帰りは、鉄ちゃんらしく江の電へ乗車。いきなり海が目に入ってくる辺りでは、「勝手にシンドバッド」byサザンオールスターズの「♪江ノ島がみえてきた〜俺の家も近い〜」というフレーズが頭を回る（笑）。長谷から藤沢まで29分。江の電に乗ってる高校生とかの生態を見つつ、結構楽しめた。
そして、藤沢から横浜まで東海道線で19分。以上、鎌倉Short Tripでした〜
