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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

坂道のアポロン  


 普段はあまりテレビも見ないし、もちろんアニメも見ない。漫画も特に読まないという、あまりおもしろくない人間なんだけど(笑)、今回密かに期待を持って視聴したのがこちら、「坂道のアポロン」。

1966年初夏。
高校一年生の西見薫は、父親の仕事の都合で横須賀からひとり、親戚のいる九州へ引っ越してきた。 それまで優等生で周囲に心を閉ざしがちな薫だったが、“札付きのワル”と恐れられる破天荒なクラスメイト・川渕千太郎との出会いが彼を変えていく。
千太郎を通じて知ったジャズの魅力、そして初めての「友達」と呼べる存在。
仲間と奏でる音楽がこんなにも楽しいなんて!
千太郎の幼なじみで心優しいレコード屋の娘・律子、ミステリアスな上級生・百合香、憧れの兄貴分、淳兄…。
アメリカの文化漂う海辺の街を舞台に、友情・恋心・音楽がまぶしく交錯する青春群像劇!

 1960年代、モダンジャズ全盛期の頃、佐世保を舞台とした物語。ストーリー自体も、青春の甘酸っぱさを感じさせるものなんだけど、僕が注目しているのは劇中のジャズ演奏。実際にピアノを弾いているのは松永貴志、ドラムは石若駿という若手のジャズ・ミュージシャン。二人とも昨年のOJF-10 JAZZ UNDER THE SKYに来演してくれたのも記憶に新しい。彼らの演奏を録画して、それに合わせて手書きで作画しているらしい。なので、そのスイング感とアニメの動きがピタっと合っていて見てるだけで気持ちがいい!そして、クラシックピアノを弾いていた主人公の千太郎がジャズに目覚めていくあたり、高校生だった頃の自分と妙に重ねちゃったりしてね(笑)。
 初回「モーニン」(アート・ブレイキージャズ・メッセンジャーズ)、第二話は「サマータイム」とジャズの名曲をタイトルにしているあたりも憎い。岡山地区では、先週の金曜日深夜からBSフジのノイタミナ枠で始まったばかり。ジャズに興味のない人でも是非一度ご覧あれ!オジサン世代にも胸キュンものですぞ。