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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

ミッションday 3  

 昨日は東松島の鳴瀬地区を訪問したが、本日はそこよりもまだ東、石巻の一歩手前あたりまで足を延ばした。仙石線は寸断され、道路脇には津波に流された車があちこちに点在している。積み上がった土砂を自衛隊が除去してくれて、何とか道路は走行可能。海風が吹き荒れ、あたりに土埃が舞い上がっている。
 避難所のひとつである中学校には2階にまでヘドロが入り込み、子供たちが懸命に校内を掃除していたのが印象的だった。すでに地元の開業医さんが巡回を始めていたし、街の中も自立復興に向けて動いていた。ただ、被害は甚大でありインフラの整備、物資の補給などまだまだやるべきことが沢山ある。これには是非とも政治・行政の力が必要だ。
 再度鳴瀬地区まで戻り、図書館の一室を借りて臨時診療を行う。その近くに給水車が留まっており、前に立っていた若い男女の自衛官と立ち話をする。熊本からやってきた部隊らしく、お互い遠くからですねと談笑。二人ともすごく礼儀正しく、キツイ作業ではあるはずなのに、しんどそうな顔を微塵も見せない。国民皆が自衛隊の災害救援活動に感謝していますと伝えると、恥ずかしそうに「ありがたいですね」と話していた。

 災害の最前線に出かけると、全国から集結した自衛隊・消防隊・警察、組織的な彼らの活動が救援活動の底辺を支えているのがわかる。任務を終えた彼らは地元に戻り、またいつもの任務に戻る。我々も同様。次に投入される医療支援チームが明朝到着し、支援を引き継いでいく。復興への歩みはまだ始まったばかり。義援金などを通じて、国民全体が今後も支援していって欲しい。