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チキンラーメン考

 この夏、チキンラーメンに太麺タイプが新登場。サイズも少し大きくなり、そのままずばりのネーミング「チキンラーメン ビッグカップ 太めん」。B級グルメファンとしては気になるところ。
 お湯を注いで待つこと3分。早速食べてみると・・・
 ん?何か違う・・・少しネギっぽい??
 それもそのはず、「下仁田ねぎ」っていう大きな乾燥ネギが入ってる!それに、一見紅しょうがのように見える赤い物体。実はレッドベルペッパーっていう代物。つまり赤パブリカのこと。何だか、スパイス系のものがやたらに入ってる。
 その他にも小さな鶏団子をはじめとして具材が多い。麺も若干太めで、オリジナルのチキンラーメンより歯ごたえがある。
 つまり、色々と手を変え品を変え、付加価値をつけてるわけ。チキンラーメンの短所を消し、スープに複雑な味が加わり、普通なら喜ばしいとこなんだろうけど・・・
 でもね。チキンラーメンってこうなんだっけ?って考えさせられる。乾燥麺にお湯を注ぐだけで、食欲をそそる香りが漂い、少しぱさついても、若干麺が伸びてもそれなりに美味しいのがチキンラーメンじゃないだろうか?生卵以外のトッピングは必要ないほど、何もかもそぎ落とした究極のシンプルさが、元祖即席麺の所以ではないか?こうなったら、もうチキンラーメンを名乗る必要はないんじゃないか?そんな疑問が思わず沸き起こってきた。
 まあ、チキンラーメンひとつにここまでこだわるつもりはないんだけど、今日の民主党代表戦結果を見てて、これと同じようなことをつい感じてしまったんだよね。やっぱり、本物とは何かっていう基準を自分の中に持っておかないと、ちゃんとした判断はできないなあって思った次第。