tetsuyaota.net

the article is randomly updated

Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

男木島〜瀬戸内国際芸術祭2010

 高松港を出て約40分、フェリーは目的地の男木島に到着。岡山側の宇野港からはなかなか行きにくい高松よりの島を訪れるのが今回の目的。

 まず、港へ到着するや否や目に飛び込んでくるのがこの風景。山の斜面に立ち並ぶ家々と、海辺に建てられた43番(芸術祭全体での作品通し番号)ジャウメ・プレンサ「男木島の魂」っていう交流館。これ、かなりインパクトあります!日本語、ヘブライ語アラビア語ラテン語、中国語など様々な文字が書かれた屋根で覆われる交流館だ。ここに、芸術祭の案内所も置かれている。

 太陽光が降り注ぎ、中から空を見上げるのもまたイイ。冷房も効いているので、しばしの休憩もできる。
 そして、そこから島内の探索へ。男木島には平地がなく、斜面に入り組んだ路地は迷路のよう。屋外に設置された作品(55番)もあり、次は何?と興味を持ちながら迷宮を進む。

 ところどころに案内板もあり、比較的短時間に各所を見て回ることができる(58番)。

 迷路を抜けると瀬戸内海を一望するポイントあり。ああ、これが日本の原風景!とでも言えるような眺め。これだけでも男木島に来る価値がある。

 様々な作品があり、そのほとんどが写真撮影を許可されているものの、ここで紹介するのは気が引ける。やはり、その場でないと味わえない感覚があるから。ただ、ひとつだけ、48番「SEA VINE」という作品をアップ。

 一見、木の枝のように見えるけど、実は陶磁器でつくられた花や葉が日本間に広がり、外から光が差し込む。反対側に見える窓には、額縁のように男木島の家並みと瀬戸内海の風景が切り取られている。
 フェリーの時刻もあってゆっくりとは鑑賞できなかったけど、ここまで来るだけで、かなり満足できますぞ〜