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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

Traincha~Blue Note Tokyo

 アフターコンベンションの恒例、今回は有名ジャズライブハウス:Blue Note Tokyoを久々に訪ねた。以前は大阪と博多にもあったBlue Noteだけど、今はどちらもビルボードライブに衣替え。今は東京と名古屋だけになってしまった。そして、有名な海外ジャズミュージシャンも皆歳をとってしまい・・・もうジャズだけではやっていけないのか、最近は様々なジャンルのミュージシャンがBlue Noteにも登場する。
 今回はオランダのディーバ、トレインチャのステージ。アイスランドの火山噴火でヨーロッパの航空網が寸断されたため予定された来日ができず。今回はそのリベンジ的な来演だ。
    
 そして、これに合わせて「Never Can Say Goodbye」っていうニューアルバムもリリース。昨年急逝したマイケル・ジャクソンのナンバーをカバーしたもの。彼女自身の言葉によると決してマイケルへのトリビュートアルバムではないとのこと。
    
 オランダで共にステージに上がったこともあり、敬愛するマイケルの曲を彼女なりの解釈で演奏している。(試聴はこちら
 開演前、ステージ上(写真右手)には楽器が全く並んでいない。本当に大丈夫?少し不安がよぎる。だけど、それはすぐに杞憂に終わる。アルバムにも参加しているジャズギタリストのレオナルド・アムエドがリズム隊なしで素晴らしい演奏を繰り広げ、3人の女性コーラスが分厚いハーモニーを届けてくれる。

 そして、何よりもすごかったのはメインのトレインチャ。日本で有名とは言い難いけど、その歌唱力は凄かった!限りなくアンプラグドの編成で、マイケルの曲を熱唱し十分グルーブしてた。過去に何回かBlue Noteを訪れたことはあるけど、お客さんがスタンディングになるのを初めて見たもの。
 合間のMCで、週末の日本ーオランダ戦は悪いけどこちらがいただくみたいなトークはしてたけど(結果やられちゃったけどね)、会場がひとつになったいいライブだった。
 本当に世界は広い。オランダからマイケルのカバーアルバムを出して、それがオランダチャートでベストワンに入るんだもんね。音楽は国境を超える。サッカーと同様に、そんなことを感じた一夜だった。