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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

Road to Chopin〜小曽根真

    
 今年はショパン生誕200年。クラシックの世界だけではなく、日本を代表するジャズピアニスト、小曽根真ショパンピアノ曲を演奏したアルバムを発表した。
 小曽根はオーケストラと共演もしてるし、ただ純粋にショパンの曲を弾いてるのかと思いきや、随所にジャズ的なアプローチを見せている。CDに収められている4曲目「前奏曲 第4番 ホ短調 作品28の4 」など、皆一度は耳にしたことのある曲だけど、何とハーモニカとピアノのDUO!ショパンの哀愁漂うメロディーが実はジャズの響きとマッチするのは、僕にとって新たな発見だった。
 ジャズ畑のミュージシャンがクラシックを演奏すると、どうも媚びたような感じになりがちだし、技術的にもやっぱりね〜って思われがちなんだけど、ことこのアルバムに関してはそういう不安は全くない。
 10曲目「ポロネーズ 第3番 イ長調 作品40の1≪軍隊≫ 」などは、小曽根が弾いてることを知らない人が聴いたら、純粋にクラシックサウンドと思うだろう。で、途中からあれ?って思うはず(笑)。ショパンの曲だったはずなのに、即興演奏してるじゃん!って。
 そのあたりのバランスは絶妙。クラシック好きの人にも十分オススメできるアルバムで〜す!