今日はだいぶんうっとうしくなっていたのもあって，髪を切りに．いつもは馴染みの美容院へ行ってるんだけど，今回は気分を変えたいのもあって，散髪屋へ行ってみた．
お袋が昔勤めていたのが，美容関係の卸会社だったのもあって，中学生の頃から知り合いの美容師さんのところへ通ってた．だから，いわゆる散髪屋さんに行くのは，ほんとウン十年ぶり．
まずびっくりしたのが，顔剃り．椅子に座った後に当然の如くこの儀式が待っていた．椅子の背もたれがぐぐっと倒された後，顔に熱いタオルをかけられてしばし待つ．その後，手慣れた手つきでシェイビングクリームを顔に塗られ，シュシュッと顔の上を剃刀が動く，目をつぶっているので，どんなになってるのかはよくわからないけど，何となく気持ちいい．
この儀式が終わった後に，「髪をすすいでおきます」と声をかけられ，椅子の前にある洗面台にお辞儀をする．美容院なら背もたれを倒されて洗髪するところだけど，散髪屋は逆．男っぽくジャバジャバと湯がかけられ，お辞儀している顔にはどんどん水がしたたってくる．
その後「顔を洗ってください！」と，また当然の如く声をかけられる．怪訝に思いつつ，手のひらにためた水で顔をバシャバシャ洗い，差し出されたタオルで顔を拭く．顔剃りした顔は，触るとつるつる．これが散髪屋の醍醐味か！何か体育会系の部活動が終わったときみたい．
一連の儀式が終わってようやくカットが始まり，「シンプルなのが一番っすよ」と言われる．う〜ん，そんなにシンプルじゃなかったかぁ？
他のお客さんは，皆次の予約をとって帰っている．散髪した直後にそんな予定たてるわけ？来月のこの日に髪切るぞみたいな？
何もかもがanother worldで起きたような出来事．これでよかったのかどうかは，たぶん時が証明してくれるだろう．皆さん，まっとうな感じになった僕を見ても，とりあえず笑わないようにね！
