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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

暖かいご支援に感謝

 OJFみたいなイベントをやっていて感じるのは、現実的に何かを支援するというのは本当に難しいってことなんです。たとえば、最近の中国や宮城で起きた地震に対する義援金とかね。本当に困っている人がいるとわかっていても、なかなか目に見える形の行動には移せないですよね。
 災害でさえこんな状態だから、ただの音楽イベントに対して協力しようっていう人はなかなかいません。物価が高くなり、不景気になりつつある昨今、真っ先に財布の紐を締めるのは、娯楽にかける経費です。好きなCDを一枚買うのを我慢しようとか、ライブに行くのも止めようとか、とかく後ろ向きになりがちです。
 そんな中、毎年OJFに協賛をいただいている企業・団体をこの一週間廻ってみました。正直言って、今年は厳しいんじゃないかなあと思ってただけに、行く先々で「今年もやるんですか?頑張ってくださいね!」と励まされて・・・あまり期待してなかっただけに嬉しい誤算でした。
 中でも、OJFのホームページに個人協賛も受け付けますと書いたら、ある方がわざわざ現金書留で協賛金を事務局宛に送ってくださいました!
 音楽イベント、とりわけコンサートなどは、基本的に収支が合わないものです。たった1曲3分程度の演奏でも、ミュージシャンはそれに対して莫大な時間と労力をかけています。その労働に見合うだけのコストは、仮にそれがベートーヴェンであっても、マイルス・デイヴィスであっても通常は支払われません。
 だけど、そのたった3分間は、まさに一期一会のものであり、かけがえのないものなのです。OJFを支えてくれる人たちは、そういう刹那の価値を十分理解してくれて、我々ボランティアを支援してくれているんだと思います。

 昨年作ったカンパ箱には、今も手付かずのお金が残っています。がんばれよ!という皆様の声が今にも聞こえてくるようです。まだまだ道半ばですが、今後のOJFを暖かく見守っていてくださいね!本当にありがとうございました。