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上海雑感

 今日の午後,無事上海から帰ってまいりました.ホテルをチェックアウトしてから,上海市内の名勝:豫園(よえん)へ..

 何故かというと,小龍包の有名店:南翔饅頭店で朝食をとるため.ここは,OJF副委員長のOKMTさん超オススメのお店でした.ここの小龍包はとにかく絶品ということで,ホテルの朝食をわざわざキャンセルしたんですよね.
 1階のテイクアウトは朝から既に行列ができています.

 3階に上がって,通常の豚肉入りに加えて,蟹味噌入り小龍包を注文しました.


 これまで所詮点心だから..とちょっとなめていたけど,ここの小龍包にはやられましたね.中からジューシーな肉汁がじゅわーっと出て来て,何とも言えない味です.
 圧巻は,蟹味噌入り湯包という,小龍包の皮の中にスープが入っていて,それをストローで飲むというものでした!猫舌の人には厳しいと思うけど,これは美味しかった!

 そこで時間を取り過ぎてしまい,結果的に上海市街の大渋滞に巻き込まれてしまって,空港到着はぎりぎりになったんですけどね(笑).バスの運転手さんがカーチェイスのようにハイウェイを右に左に運転してくれて,何とか帰りの便に間に合いました.

 今回の上海行きが旅と言えるかどうかは別にして,短時間でも異国の地にいたということは紛れもない事実です.日本の中で感じるよりは,異国で感じる違和感の方が,自分というものをより鮮明に映し出します.中国という広大な土地,そして信じられないくらいのスピードで再開発されていく市街を見ていると,日本,すなわち自分って結構小さいんだなあって思う反面,そんな小ささが案外好きだったりするかも...って思いました.
 またピカピカのビル街を見るよりは,市井の人々が暮らす風景の方が,よっぽどほっとするというか..文化は違うものの,同じ人間としてのパワーや,生活自体を楽しむ姿勢を見ていると,あ〜,生きてるってこんな感じでいいのかなあって改めて感じました.

 最近特に思うことなんだけど,最終的には人間力,いわゆる生きていくチカラなんですよね.そういうチカラを再認識するためには,欲望の街:上海はぴったりだと思います.でも,武士って欲望をあからさまにしないもんだよなぁって帰りの飛行機の中で考えつつ,明日からの東北行きに思いを馳せたのでありました.