今週は雪に始まりましたが，今日はしとしと降る雨模様．２月に入ったけど，まだ春は遠いですね．僕は少しばかりアンニュイな気分が続いているのですが，そんな中で昨日からヘビーローテーションで聴いている曲があります．エレファントカシマシの初めてのカバー曲で，新作「STARTING OVER」の中におさめられているユーミン（荒井由美の頃）の名曲「翳りゆく部屋」です．
先週末，FMでユーミンの番組にエレファントカシマシのボーカル：宮本浩次（みやじ）さんが出てるのをたまたま聴いてて，最後にかかった曲が「翳りゆく部屋」でした．
原曲と出会ったのは小学生の頃で，その時もたまたまラジオでかかってたんですね．パイプオルガンのイントロから始まる荘厳なバロック的曲調なんだけど，これまで聴いたことのないようなメロディーと歌詞で，いったい誰の曲なんだろうと思ってました．その後，親戚の家に遊びに行った時に，従兄弟のレコードコレクションの中から「翳りゆく部屋」の入った荒井由美のアルバムを見つけて，こっそりステレオにかけて聴きました．
窓辺においた椅子にもたれあなたは夕日みてた
投げやりな別れの気配を横顔にただよわせ
二人の言葉はあてもなく過ぎた日々をさまよう
振り向けばドアのすき間から宵闇が忍びこむ
どんな運命が愛を遠ざけたの
輝きはもどらない 私がいま死んでもランプを灯せば街はしずみ窓には部屋が映る
冷たい壁に耳をあてて靴音を追いかけた
どんな運命が愛を遠ざけたの
輝きはもどらない 私がいま死んでもどんな運命が愛を遠ざけたの
輝きはもどらない 私がいま死んでも
今聴いても，胸にぐっとくる歌詞です．荒井由美のころのユーミンの声じゃないとだめと思ってましたが，エレファントカシマシのみやじさんは，漠然とした不安な感じを上手く表現しつつ，「翳りゆく部屋」を完璧に男のロックバラードに仕上げてます．
たまにはジャズのことを書けよ！って言われそうですが（笑），ジャズしか聴かない人にでも，このカバー曲はおすすめしたいですね．iTunes Music Storeで試聴もダウンロードもできますから，ぜひ一度聴いてみてください！エレファントカシマシ，いい味出してますから！
