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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

天国への階段

 今朝のニュースで,一夜かぎりのLed Zeppelin復活コンサートのことを放送してました.ギターのジミー・ペイジは完全な白髪頭だったけどギターリフは昔のまんま,ボーカルのロバート・プラントは相変わらず,神が舞い降りてきたような声で歌ってた.ドラムは故ジョン・ボーナムの息子だったみたい.といっても,結構おっさんぽかったけど.
 彼らが全盛期の70〜80年代,ブリティッシュ・ロックといえば,「Led Zeppelin派」と「Deep Purple派」に分かれていた.ロック少年だった僕はどちらかというと,「Deep Purple派」で,中学生の頃に組んでたバンドでも,「Highway Star」「Smoke on the Water」「Burn」などの名曲をコピーして演奏してた..今でも,ジョン・ロードハモンドオルガンソロは完璧に弾けますからね.

 Deep Purpleは,頭を振って縦ノリで演奏する最近のハード・ロックにつながるけど,Led Zeppelinはどちらかというと横ノリというか,特にジョン・ボーナムのシャッフル系でグルーブするドラミングが,ある種ジャズと通ずるところがある.
 そういう観点でLed Zeppelinを改めて聴いてみると,全く古さを感じない.というか,逆にすごくパワフルで新鮮.当時はロックの範疇にとどまらず,ブルース・フォークにもつながる彼らの音楽がいまいち分からなかったけど,今聴くと『あー.そーだったんだぁ』と感じる.

 大学生の頃,よく軽音のバンド仲間と酔っぱらっては,「俺たちは,年を取っても絶対飲み屋で演歌は歌わねぇ!パープルのハイウェイ・スターで始まって,おしまいはツェッペリンの天国への階段だからな!」って騒いでました(笑).その後僕はジャズにのめり込んで行ったので,今となっては「ハイウェイ・スター」はさすがにどうかと思うけど,「天国への階段」だけは飲み会の締めにとっておかないと.その時だけは,ロック少年に戻れるからね.