車ぶつけた編は先月のことで，その後も色々あったのですが，もう１１月になって一週間過ぎちゃいましたよね．今日は暦上の立冬でしょ？なんか，月日が経つのは早いなあって思いますね．で，２週間前のことになるんですが，実は学会で京都に行ってきたんですよ．まだ秋のうちに，というか冬が来ないうちに今回はプチ情報を書きますね．
京都では学会場である宝ヶ池の京都国際会館との往復の日々だったのですが
（地球温暖化に関する京都議定書が話し合われた場所です）
ひとつ新発見がありました．今回泊まったホテルは，駅の南側で東寺の近くでした．皆さんもご存じのとおり，京都は桓武天皇が遷都した平安京（なくよ・うぐいすってやつですね）を元に作られた街で，御所から南へ順番に二条，三条・・・と東西に道路が走っています．繁華街があるのは，四条で，京都駅は七条から八条あたりになります．
通常は新幹線のホームを降りると，自然に立派な駅ビルのある北側に行ってしまうわけです．今回に限って，ホテルへ行く必要があったので，初めて京都駅の南側（八条口）から出てみました．すると，京都タワーなんかがある北側とはまた雰囲気が違うんですね．長距離バスや近鉄などが接続しているんですが，北側とちがってどこかひなびた感じがあります．そんな中で僕が気に入ったのは，駅南西の近鉄名店街でした．
大阪や神戸もそうですけど，関西の人って駅の高架下をうまーく利用するじゃないですか？近鉄京都駅の下で，その高架下になる場所に，小さな商店街が軒を連ねていました．外国人も多いため（実際，沢山の外国人が何故かカレー屋で食べてた），メニューもローマ字混じりの英語で手書きで書いてあったりして微笑ましい感じがします．
その中で，僕の目をひいたのがこちらです．
一見，普通の居酒屋のように見えますが，何かおいしいものを食べさせてくれるような雰囲気のある，「美味旨酒はれるや」というお店でした．
お刺身もおいしかったし，いかにも京都って感じの各種の「おばんざい」がまさに美味でした！疲れているのに調子に乗って日本酒をたらふく飲んでしまって，かなりいい気分になったところで最後に注文したのが「焼きおにぎり」です．
普通の居酒屋だったら，冷凍のものを暖めて出てくるんでしょうが，ここはまずおにぎりを板前さんがご飯をきちんと握るところから始まり，鰹出汁のきいた醤油をきれいに塗って，その後焼き網であぶってつくるという本格的なものでした．だから，おにぎり自体がふんわりとしておいしいし，だけど表面は少し焼けてて，なおかつ出汁の味がすごくする，中にはちゃんと具のおかかが入っているという，ちょーすぐれものでした．
残念ながら，この近鉄名店街はリニューアルのため，今月いっぱいで閉鎖されるそうです．もし，それまでに京都に行かれる方は是非立ち寄ってみてください．もう二度と，このいい味出してる小さな商店街が見られなくなりますからね！
