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Oui! Friends..

As you know, "Pianist/Composer/Surgeon"

ビヨンセとB級グルメ vol.1

 昨日までの二日間,学会出張で大阪へ行っておりました.今回は,木曜朝8時からのセッションに間に合うように行きたかったので,朝の苦手な僕が早朝5時半に起きて,6時42分の新幹線で大阪へ向かいました.日中はもちろん(笑)真面目に学会で勉強してたわけなんですが,今回は少し夜は気張らしをしてみようと思ってて,たまたま見つけたコンサートへ行ってきました.最初は大阪ブルーノートでも行こうかなあと思っていましたが,チケットぴあを検索していると,何とビヨンセ!のチケットがまだあるということがわかり,急遽購入したという次第なのです.

 学会のあった大阪国際会議場から,午後5時半頃に大阪環状線野田駅まで歩いていって,ちょっとコンサート前に腹ごしらえしておくかと思い
野田的周辺をちょっとぶらぶらしてみました.高架下にいくつもの店が軒を連ねていて,下町っぽい雰囲気でした.
あんまりがっつり食べるのもどうかと思うし,餃子の王将とか,なか卯とかのファーストフードもなあと思っていたところに,僕の目に強烈な看板が飛び込んできました!

 何と,ラーメン一杯180円のお店です.まさに「びっくりラーメン」です.野田駅から,大阪城公園までのJR運賃が170円ですから,破格の安さですよね.まあ,ものは試しと思って店内に入ると,いわゆる大阪のおばちゃんが数人集っていました.なぜか,ラーメン屋で井戸端会議してるんです.

 お店は若い女店員さん一人でやってました(夜は何人か他にもいました).本当に,180円のラーメンを注文してもいいのかなあ・・,本当はこれはただのキャッチフレーズで,まともにこの180円ラーメンを頼む人なんかいないんじゃないかなあ・・と思案したあげく,でも,やっぱり「ラーメンください」と注文してしまいました.内心,この女店員さんに,「他にご注文は?」とか,180円ラーメンの他に,当然の如く餃子とか,ラーメンのトッピングを要求されるのではないだろうか?いい年をしたおっさんが,180円のラーメンだけかよ!みたいなことを言われるのじゃないか,ここは大阪の下町だからな!とどきどきしていたのですが,あっさりと僕の注文を聞いた女店員さんは,コップに水を入れて僕のところへ持ってきてくれて,そのまま今度は厨房に入ってラーメンをつくり始めました.あの時間帯,何もかも一人でこなしていたんですね.で,出てきたラーメンがこれです.

 幾分太めの麺はなかなかコシがあって,スープもそれなりにおいしくて,昔の中華そばっていう感じでした.一杯のかけそばのように具もないなんてこともなく,シナチク,焼き豚ものっていました.まあ,他に余計なものは確かに何もなく,最近の有名なラーメン屋のように凝った味ではなかったですが,でも180円です.十分でしたね.

 僕はある種ほっとしたような,そして若干申し訳ないような気持ちで,税込みで189円を支払ってお店を出ました.

 今日はビヨンセあるからなんだけど,今度はちゃんと餃子も注文するからねと思いながら...